金属資源探査システムの開発

– より深い鉱脈を探る!–

(JOGMEC委託;三井金属資源開発(株)と共同開発)

電磁気の性質を利用する物理探査法:時間領域電磁探査法(TEM法)により、地下の比抵抗構造を調査する機器(SQUITEM)の高性能化に成功しました。急峻な外部磁場変動にも追随できるスルーレートにおいて世界一の性能を実現し、探査深度が向上しました。小型軽量化により、可搬性・操作性に優れたシステムになりました。 すでに探査に使用されている1ch機に加え、新たに開発した3ch機も本年より投入予定です。

 

参考:http://www.jogmec.go.jp/metal/technology_005.html

   波頭経裕, 電気学会誌, Vol. 134, No.7, pp. 432-435 (2014).

   波頭経裕, 電子情報通信学会誌 Vol.99, pp.186-192 (2016).

   T. Hato, A. Tsukamoto, S. Adach, Y Oshikubo, H. Watanabe, H. Ishikawa, M. Sugisaki, E. Arai, and K. Tanabe, “Development of HTS-SQUID magnetometer system with high slew rate for exploration of mineral resources” Supercond. Sci, Technol. 26 115003 (2013).